HTML5 CONFERENCE 2016 に参加してきた
HTML5 CONFERENCE 2016 に参加してきました。
参加時と後から録画をちらっと見たメモを記載しておきます。
公式HP
events.html5j.org
YouTube - ライブ配信録画 www.youtube.com
目次
- 目次
- 基調講演
- ブラウザ用のCPUをつくるよ!WebAssemblyで
- Webのグラフィックス前編: WebGL事例、パフォーマンス
- Webのグラフィックス後編: WebGL2、そしてWebVR
- Webパフォーマンス最前線
- 最後に
基調講演
中村さん
- Webという名の Distributed Operating System
- インターネットで世界中のコンピュータが繋がってる
- Webページは世界中のドキュメント
- みんなで分散システムを作ってるみたいなもん
- Block Chain に関するワークショップ
分散システムにおけるTrustをどうやって作るか
参加者の合意でTrust作れるんじゃないの?という可能性
及川さん
- 実はIE7担当してました
- HTML5というキーワードはもういいんじゃないの? → Webそのもの
- モバイルWebはUI/UXが悪いことが多くなってきた
キュレーションアプリとかが流行ってきた理由の一つでもある - ProgressiveWebApp
よりアプリ化されたWeb - モバイルWebの課題対応について
Accelerated Mobile Pages - Webは何度も死んでるw
が、生き返る
medium.com
ブラウザ用のCPUをつくるよ!WebAssemblyで
- WebAssemlby は WASM VM上で動くよ
- WebAssembly の Working Grop Mozzila, Microsoft, Google, Apple の各社から人が来てる
- asm.js と比較すると WebAssembly の方が Binary Size が小さい
- WASM はコンパイルの生成物
Nativeではなく、parsingが終わってるだけ。
ASTのバイト表現。 - まだまだこれからの技術
Webのグラフィックス前編: WebGL事例、パフォーマンス
Webのグラフィックス2016
- WebGLを実務で使ってる人 → 昨年より増えている感じ。(参加者の)
- 3D、難しい、大規模コンテンツ というイメージが強い 2Dでも使えるし、Three.js等を使うことで、割と簡単にできる
- 表現を広げる選択肢になるうる
- 小さいコンテンツから始めると良い
ものによってはCSS等で頑張るよりも、簡単なケースもある
資料
WebGL最適化の勘所
- GPU処理のおさらい
- ボトルネックになりやすい場所
JS & WebGLドライバ パフォーマンスチェックして最適化しよう - まずはCPUボトルネックを疑おう Windows版のChrome等では、WebGL実装がDirectXに命令に変換してたりするのもある
- WebGLプロファイラ
- WebGL専用ではないけど、おすすめ
tracing-framework by Google - プロファイラ使ってるときは、とうぜんその負荷もプラスされるので、相対値で考える
- WebGL専用ではないけど、おすすめ
- WebGL独自のTips
gl.TRIANGLE_FANは避ける
頂点アトリビュートは4byte境界に揃える
etc... - ライブラリ使ってるときは?
WebGL命令が隠蔽される とにかくドキュメント読め!
stackoverflowとかでノウハウ集めよう → 有名なライブラリ使ったほうが楽
資料
WebGL最適化の勘所
Webのグラフィックス後編: WebGL2、そしてWebVR
WebGL 2.0
- 1.0と比較して、劇的進化しているわけではない
普段から WebGL をぺろぺろしてないと、そこまで恩恵はないかも - WebGL 2.0 がきたら
- より 美しく現実的/高速で効率的 なレンダリングができる
- リソースやデータ方が柔軟になる
- テクスチャの画像データサイズが2の累乗でなくてもよくなる
- 既存のコンテンツはそのままでも大丈夫 実装が別
- 学習が難しくなるか?
そもそも3DCG全般ムツカシイ
日本語情報はほぼない
そしてWebVR
資料
そしてWebVR from Kazuya Hiruma
www.slideshare.net
Webパフォーマンス最前線
- Webがアプリのように振る舞うことが求められている
Progressive Web Apps - パフォーマンスに対する優先度
- Webサイト
LoadやAnimationが重要 - Progressive Web Apps
ResponseやAnimationが重要
- Webサイト
- GPUを活用しよう
ex) translate, will-change -> 常時使うと電池とかに悪影響なので、上手く使おう - 通信量を気にするところから、UIを早くしようという方向にきてる
最後に
所用で最後までは参加せずに帰ったのですが、とても勉強になりました。
率直に思ったのは以下の通り。
かなりのバイアスがかかってるけど、Web周りの話を聞きに行ったのに、スタックマシンやAST、GPUの話を聞いたイメージばかりが残ってる。
— kowill (@kowillm) 2016年9月3日
WebページがどんどんNativeっぽくなってる側面は確かにあるなぁというのが実感。
あと、俺、Webの知識が足りないなぁ。というのも。頑張ります。